Monday, July 24, 2006

*日本で今、メインで使用されている
 コヒーシブ・シリコンバッグについて*

日本は各美容外科クリニックが個人で直接
インプラント・メーカー(製造社)から豊胸バッグ
(インプラント)を政府の許可なしに購入して
手術に利用することが出来ます。厚生省は
関与していません。
コヒーシブは開発されてからまだ年月が浅く、
臨床の結果も長期・長年に亘る ものがない
ため、アメリカでは実験段階のバッグという
ことで臨床の使用のみとなっています。
コヒーシブ・シリコンバッグを希望する人は
この先にどのようなリスクが起こるかは不明で
予測がつかないことを承認した上で、臨床
(実験)に参加する条件で手術することに同意
するサインをした後、指定された美容外科医に
より利用されることになっています。
コヒーシブの利用がほんの極一部に止まって
いるのは、どのようなリスクが あるのかが今の
段階では不明、破損したことをどのように発見
出来るかが 不明ということに大きな不安を感じる
人が多いことです。
長年の劣化によってグミ状のシリコンがどの
ような形状になるか?
破損やバッグに亀裂が入った場合、MRI,CT
スキャンなどで発見出来る のか?露出した中身
が長期カプセル(皮膜)に触れているとどのような
問題が起きるのか?破損した際にどのように除去
出来るのか?など、医師も インプラント・メーカーも
明確に説明が出来ない疑問だらけの実験段階の
バッグです。

コヒーシブ・シリコンバッグが最良の安全なバッグ
であると言えるようになるのは、近年臨床に参加して
入れている方達がこれから10年先にどのような
状態になっているかで初めて判ることです。
日本の美容外科クリニックは派手な広告、最新の
ものを選ぶ日本人の性質 を利用して、この実験
段階のバッグを最良の最も安全なバッグと謳い、
高額の 手術代で患者さん(お客さん)に挿入して
いるのが現状です。

これから豊胸を考えていて、コヒーシブ又はソフト
コヒーシブを考えている方は、そのことをよく踏まえて
承知した上で決断してもらいたいと思います。

2 comments:

Anonymous said...

琴美さんこんにちは。
現在東京で豊胸手術を考えていたのですが・・ 数年前までアメリカに住んでいました。その時は周りのお友達のインプラントは全て食塩水でした。今日本ではどこのクリニックに行ってもコヒーシブを薦められます。
現在のアメリカでもやはりまだ食塩水が主流なのですか?コヒーシブもかなり使われているのでしょうか。もしご存知でしたら教えていただけますでしょうか。

kotomi said...

こんにちは。日本の方はびっくりされると
思うのですが、日本で主流のコヒーシブバッグは、こちらではFDAの使用許可が臨床ケースに同意した人とその調査に参加している
医師のみによって行われることもあり、まだ主流にはなっていません。
コヒーシブはシリコンジェルの中身に粘着性をつけたものなのですが、その粘着性が一体どのくらいもつものなのかは判っていません。
グミ状のものはたいてい、長年経つとドロッ
と溶けてきたり、または硬く固まることも
あるので、コヒーシブが長年経ってどのような状態になるかは、今入れている人の10年先の状態で明らかになってくると言われて
います。
そのような段階のバッグには、医師も患者さんも、すぐには飛びつかないようです。
シリコンジェルバッグも、様々な条件付きで使用許可が下りたものの、破損した時のことが心配で、選ぶ人はそう沢山はいません。
シリコンが破損して体内に移動する被害が
どれだけ悲惨なものかは医師も散々診てきて判っているので、患者さんにシリコンのバッグをあえて強く勧めていないようです。
日本の美容外科医院は儲けを第一に考えて
いること、アメリカのように訴訟を起こす
患者さんが少ないこと、最新、の言葉に日本
人は魅力を感じること、を踏まえて、本来は
実験段階のコヒーシブを今一番安全性の高い
優れたバッグだと謳って勧めていますね。

調べるだけ調べて、十分納得した上で決断してくださいね。ご自分の体は一生たった一つ。大切にしてあげてください。